ラスト

何故か生き残ったミーコとススムちゃんが廃墟の中で二人だけでも生き残る事を誓い合います。
多少なりとも救いようの有るラストです。
コレ、この映画のエエところね。
こんな風になった世界に二人だけ残されるのは嫌ですが、正直なところ…
渋谷飛鳥と二人っきりなススムちゃんがうらやましい。
きっと数年もしたらイチャイチャするようになるのでしょう…


原作ではタコの吸盤みたいなデーモンと合体したミーコですが、映画では左腕だけがデーモン化し、何故か翼まで生えて妙に強そうな感じです。
ドラゴンボール部隊相手にキレて日本刀&マシンガンで戦闘したり…と主役みたいな活躍したりと破格の扱い…
だってミーコ役の渋谷飛鳥、可愛いしな。
渋谷飛鳥が可愛い!コレ、この映画のエエところね。
つまり真の主役はミーコとススムちゃん。
いっそのこと、渋谷飛鳥主役で実写版デビルマンレディーをやってくれ!
ワシは見に行くぞ!

明VS了

原作だと「デビルマン軍団VSデーモン族&サタン」なんですが、ただのタイマンバトルと化しています。
それも原作者の永井豪が神父役で
この映画、どうよ?
みたいな本音を表情に出してた場面が非常に印象的な教会が舞台。
何故か妙に広い空間へと変貌し、ギリシャ神殿みたいな石柱まで増えています。
たぶんスタッフは聖闘士聖矢と勘違いしたのでしょう。OVAで天界編とかやっとるしな。
そして戦闘シーンはいつもの様に
6年くらい前のプレステのゲームみたいなCG。
全く迫力が有りません。最後はパンチとキックで相打ちやしな。

人類自滅

今まで世界情勢を伝えてくれたニュースキャスター役のボブサップが唐突にデーモン化。
アシュラマンみたいに3つ顔が出てきて、例の笑いを披露してくれます。
ちなみに実写版デビルマン
世界情勢は全てボブサップ経由でしか分かりません。
そら滅びるわ。


牧村家の惨劇は父ちゃんと母ちゃんが死ぬところはエエ感じでしたが、肝心の美樹がベッドで包丁握ったままボケ〜っとしてるので台無し。
いや、酒井彩名は頑張っとるんやけどね。
やっぱ地味に原作にいた「タレちゃん」とか「舎弟化した不良グループ」がいないのも有るけん、盛り上がらんのかのぅ…
その代わり「ススムちゃん」と原作より遙かに可愛い「ミーコ」が一時期、匿ってもらってたけど。
そして原作で有った「核ミサイル消失」とか「光の玉(神の軍団)」というイベントも無し。
というか、神の軍団自体が出ない。
この辺もマイナス査定の対象ですね。デーモンの総攻撃も無いし。

悪魔狩り

そして悪魔狩りへ。
通称ドラゴンボールと呼ばれる悪魔狩り部隊、「デーモンバスター」が出動いたします。略すとDBなのでドラゴンボールらしい。
この部隊のマークがまたヤバく、無神経。種癌もそうだけど夫妻でやると腐ったモノしか出来んのかのぅ?
このドラゴンボール部隊は実にショボイ武装で、原作の「悪魔特別捜査隊」みたいに

  • 光線銃(レーザーガン)
  • 細菌銃(パチルスガン)
  • 熱線銃(ブラスター)
  • 脳波妨害ヘルメット&耐熱耐火服

といった最新としか思えない武装を持たず、

のみで作戦を遂行します。お前らヤル気無いやろ?
ここまで見ていて何か違和感が有ると思ったら雷沼教授が出ていない!
原作では屈指のキチガイキャラで、なかなかのマッドぶりをみせてくれる
「ノーベル生物学賞」の雷沼教授が!


また相手のデーモンというか、デビルマンらしき奴等も馬鹿で、わざわざ教会に立てこもり、全滅いたします。
何故かKONISHIKIがいて…

デーモン万歳〜

と叫びながら死亡。ココ笑いどころです。
あとは別シーンの小林幸子の登場シーンも。
警察官のコスプレしてその辺の人間を射殺しまくる了@ヤンキーというかサタンさまの素敵なシーンもあります。わざわざサタンが射殺する理由が分かりませんが、
俺はサタンだからな
と了@ヤンキー本人が明@難民に言うてしまったので、そういう事なのでしょう。
もちろん明@難民も負けていません。
美樹パパが農業試験場勤務で、明@難民が弁当を届けに行き、草刈りを手伝ってたら腕のデーモン化した跡に気づかれて…
ほわ〜ん
と凄くヤル気のない声で動揺したと思わせたいらしい演技を披露。
美樹パパのこの後の台詞は良いんだけど、明@難民のせいで全て台無しです。

ジンメンさま登場

ジンメンといえば悪役中の悪役!俺的に人質系悪役NO1のお方。
そんなジンメン様ですが、作中で度々出てくるショッピングモールの広場に人間体で出現。
郵政公社の制服を着て、「自転車で配達」しに来てた
「郵便配達=自転車」とでも思っとるんか?
そんで「生き物は殺したらいかん、食べないかんのや」という感じの事を言いながら変身→その辺の人間を食べる。
冒頭で出てきたりした画家志望でもある明@難民の友人も食べられて、甲羅の一部になりましたが…
俺、こいつに食われちゃったよ〜
という台詞はいくらなんでもナシだと思います。
ちなみにこの場面は原作だと近所の幼女が犠牲者です。
そしてジンメンさまもパンチ一発であっさり死亡。
デーモン同士は殺し合いをしないハズなのに…
という意味不明な台詞を残し、亡くなられます。
この辺になると、だいぶ慣れてきてるので、もうどうでもエエ気分がマンマン。
劇場ではこの辺でお帰りになられる方々を確認しました。常人はこの辺が限界のようです。

ススムちゃん大ショック?

原作でも有ったススムちゃんがデーモン化したママンとパパンに食べられるシーンが…変更されています。
その場面の前にデビルマン化したミーコが私服で登校→デビルマン化がバレて逃走…というのが有って公園でミーコとススムちゃんが遭遇。
どうしようもなく渋谷飛鳥が可愛い、素晴らしいシーンです。
ちなみに原作では牧村家の弟、タレちゃんが遭遇するシーン。そして映画ではタレちゃんは存在しません。
なんと映画版では食べられそうになったススムちゃんをミーコが助ける!という展開に。
これが後に伏線の様なモノになっていきます。

シレーヌ戦

唐突に登場するシレーヌ。どうもアモンの事が好きらしい。
原作の後付けの設定を無駄に使おうとする辺りに中途半端な読解力が見受けられます。
そしてシレーヌ戦ですが、これまた酷い!
ショボイ上にカイムが出ない
しかもシレーヌが勝つけどサタンに止められて勝負はうやむや
もちろんカイムどころか「ゲルマー」も「アグウェル」も出てきません。
富永愛シレーヌは中の人、富永愛効果で評判良い様な気がしてならんのですが、俺的に映画観てしもうたらもうどうでもエエよ。
この映画の真の萌えキャラは別におるんよ。
渋谷飛鳥という萌えっ娘が